こんにちは。
今回は英語について書いていきたいと思います。
英語の二極化
中学1年生にとっては3回目の定期テストが近づいてきています。
「勉強やばくない…?」
「授業についていけてない…」
「少しずつ分からなくなってきている…」
そろそろこのような声が聞こえてきそうです。
クラスでも“勉強できる組”と“勉強苦手組”に分かれている頃だと思います。
その中でも特に「英語」の二極化が進んでいるはずです。
英語は小学校で週2回授業を受けたのが前提になっています。
簡単な名詞や動詞は覚えていることを想定して中学1年生の英語は進んでいきます。
ここで問題となるのが
小学校の英語学習は“聞く・話す”が中心で、書く練習が学校ではほとんどないということです。
小学校で覚えておくべき英単語に関しても、
しっかり覚えたか、正しく書くことができるかの確認もほぼありません。
それなのに中学校では大半がペーパーテストとなり、正しく英語が書けなければ得点になりません。
ペーパーテストで点数が取れないから
英語が嫌いになり、どんどん苦手になっていきます。
苦手な子、少しずつ授業についていけなくなっている子は
今回の期末テストは相当まずいことになるのではないでしょうか。
英語は積み重ねの教科
授業をしていても感じることですが、
基本的な英文法の理解が不足しております。
国語の文法、読解力に加えて語彙力の低さが影響をしていると思いますが、
何か英単語だけをしっかり覚えていれば大丈夫のような感じのところがあります。(その単語も覚えていない子の方が多いですが…)
しかし、英単語は最低条件であります。
語彙力がなければ何もできませんから、
当然のように英単語は覚える必要があります。
そして、その覚えた英単語を文で使えなければなりません。
単語だけ並べれば話す・聞くの方は大丈夫かもしれませんが、
テストでは点数が取れません。
英語は数学と同様に、積み重ねが大切な教科です。
途中でつまずくとあとで取り戻すのが大変になります。
1年生の学習を理解していないまま2年生に上がると相当苦労します。
2年生から塾に入り、英語で苦戦している子を何人も見てきました。
本来はすぐにでも2年生の勉強から入りたいのですが、
英語は1年生内容をある程度理解していないと、次のステップへ進むことができません。
1年の学習を疎かにしていた子は3年生になっても苦労することでしょう。
後回しにすればするほど自分が苦しくなります。
よって、
“中学1年生の段階からしっかりと文法を身につけてほしい”と思います。
文法はルールですので身につけてしまえば苦労することはありません。
きちんと文法を学び、意識して文の訳や文作成をしていく訓練をしていきましょう。
単語は覚えているのに、テストで点数が取れない人のほとんどはこの文法がほぼ欠如しております。
理屈(基礎)を理解して、
問題を繰り返し解いて、
そして使える状態にする。
これが何よりも重要です。