こんにちは。
今回は小学生の英語について書いていきたいと思います。
2020年に小学校での英語の授業が大きく変わりました。
小学3,4年生で”外国語活動”として授業が始まり
小学5,6年生で英語が”教科”になりました。
小6のお子様がいる保護者様でこのように思われている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
「英語の教科書が思ったより難しそう…」
「子どもが授業についていけるのか不安…」
「家庭学習で何をさせたらいいのか…」
急に英語の学習と言われれば不安になってしまうのも分かります。
この不安を少しでも拭えるよう、家庭学習のお手伝いができるよう私なりに家庭での学習についてまとめていきたいと思います。
いやー、英語の教科書を見てみると愕然とします。
「この内容を小6ができるの…?」
パッと見た感じ、難しそうに感じます。かなり(苦笑)
ご家庭で保護者の方が教えるにしても、何をどのくらい取り組んでいいのかが分からないかと思います。
また、自身の英語力が不安で子どもに英語を教える自信がない、という親御さんも多いはず。
おそらくですが、、、
学校の授業についていけず、小学校の段階で英語が苦手になってしまう子どもがかなりの数出てしまうでしょう。
俗にいう英語難民ですね。
苦手になってからでは大変です。英語は積み重ねが重要な教科ですので、最初から躓いてしまうと立て直しに時間もかかります。
今回の記事では実際の教科書が
“どんな内容となっているのか””それに対してやるべきことは何か”
を中心に書いていきます。
教科書内容が難しく感じる3つの理由
見てみると分かりますが(小学6年生の保護者様はお子様の教科書を開いてみてください)
月(1月~12月)、スポーツや教科の種類、国の名前など…
これを英語を初めて習う子が全部覚えるとなると気が遠くなります。
現在の中学1年生でもまだ覚えきれていない子が多いのに、小学6年生がどれだけ習得できるのでしょうか。
小学校5年生でもやった内容も含まれているので全てが新しいと言うわけではありませんが、どこまでを目標にするかによって家庭学習の取り組み内容も大きく変わってくるかと思います。
理由その① “ふりがな”がなく、”日本語訳”がない
勉強は復習が命です。
しかし、家庭で英語を予習復習する際に発音の練習をしようにも、
英語の教科書にはルビがふってありません。もちろん発音記号もなし。
musician (ミューズィシャン)
親切にこんな感じで読み方が書いてあると
カタカナ読みの「ミュージシャン」と読むよりはずっといいですよね。
大抵強く読むところが太字になっているので、ついでにアクセントも覚えられます。発音練習にもってこいですよね。
ルビがふってあることについては賛否両論があるので一概には言えませんが、
子どもが一人で音読の練習をするときに、読み方が分からないというのは致命的かと。
英語苦手勢は学校での発音もきちんとやらないので、何もできなくなります。
親が正しい発音を教えることが出来れば問題ないのかもしれませんが、そうでない場合は補助教材がないと難しいのが現状です。
これに加えて日本語訳がないのです。
意味が分かるまで教科書を読み込むことが前提なのでしょうか?学校でそこまでやる…?
理由その② 穴埋めの問題がよくでてくる
教科書を何ページかめくってもらうと分かることがあります。
それは”リスニングをして分かったことを書きとる”という問題の多さ。
英語を聴いて内容を把握し、正しいスペルで書き込むという問題があるんです。
ん…?これって結構ハイレベルなのでは🤔
なんとな〜く内容を聴き取ることができても、それを書けるのか🤔
巻末に単語は一通り載っているのでページをペラペラとめくりつつ書き写すってことになるのかな。
とはいえ、授業のスピード自体はそんなに速くないようで絵を描いたり、ゲームをしたりと楽しく授業をやっているようです。
ただ楽しくやるだけだと…後々が…
理由その③ 字が小さい
他の授業の教科書と同じ大きさではあるのですが
「小さい」=「難しそう」 という風に感じる子も一定数いるはず。
心理的な話にはなりますが小さい文字だと
「むずかしそう…」と感じる可能性はありますよね。私なら間違いなくそう感じてしまいます。
目次を見てみると…
小学校6年生の英語の教科書の目次はこのようになっています。
新宿区の小学生が多いので
東京書籍のNEW HORIZON Elementaryを見ていきます。
この教科書はユニットは1~8まであります。
Unit1の内容は、「This is me!」 動物の名前や好きなものに関する表現も出てきます。
ほとんどが小学校5年生の復習内容です。
1~12月も再び登場します。
また、目次に目を通してみると
過去形が使われていることも分かります。
過去形は今まででは中学1年生の秋以降に初めて登場するものででした。
それが小学6年生で出てくる。恐ろしすぎる。
今までも英語が苦手な子は多くいたのでその流れはさらに加速しそうな予感…
6年生の英語は学校の授業だけで大丈夫?
結論から言ってしまうと
学校の授業だけであれば大丈夫です。
おそらくスピーキングの割合が多い学校の授業ではついていけなくなることは少ないと思います。
中学校に入ってからも大丈夫なの??
このようなに思う保護者の方もいらっしゃるかと思います。
実はこれが心配なところなんです。
なんとなく内容は理解でき、ついていけている。
しかし、中学に入る頃には出来る子との差が大きく広がっている。
この傾向が強いかと思います。今の中1もまさにこれです。
学校によってはペーパーテストのテストはなく、先生との会話がテストになっているという話も。
この形式だと学校の授業やテストだけでは出来不出来の見分けがつきにくいかもしれないということです。
学校の成績は悪くないけれど
実際の理解力には雲泥の差が生まれてしまう可能性があるんです。
話は逸れますが、国語もこの傾向はありますね。
「学校のテストで8割とれているからうちの子は大丈夫」と思っている親御さんいるかと思いますが実はこれは勘違いだったり…
国語に関しては
↓の記事を参考にしてみてください。
英語に話を戻しますが
中学生の英語に備えるためにも、英語が苦手にならないためにも
学校の授業以外で、単語を覚えたり文を読めるようにしたりという時間は必ず取るべきです。
タイトルには【小学6年生が家庭学習でやるべきこと】と書いてしまいましたが少し長くなってしまったので具体的な英語の勉強については次回の記事で書いていきたいと思います。
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