こんにちは。
東新潟校の渡辺です。
高校生の中には、
「部活も勉強も両方頑張りたい」
そう思う人も多くいると思います。
私もその1人でした。
今回は、そんな文武両道を目指す学生が、大学入試の国公立大学に合格するために必要なことに焦点を当てていきます。
テーマは
・勉強習慣の確立
・学校内容+α
・問題は最後まで考え抜く
の3つです。
勉強習慣の確立
まず、大学受験を乗り切るために、
「みんなどのくらい勉強しているのだろう?」と疑問に思うことでしょう。
国公立大学合格者の多くは、合計3,000時間以上を勉強に費やしている。
難関大学になると、3,500時間以上
と言われています。
「3,000時間」と聞いてもピンと来ないという方に、
もう少し細分化してみます。
1年間は約52週間ありますので、仮に1年間で3,000時間を確保しようとすると
1週間で約60時間の勉強時間になります。
月〜金は5時間、土日は10時間やっても、1週間で45時間です。
これを1年間続けた場合、45×52週で2,340時間です。
ですが、これが高校3年生だとすると、
実際、受験は1月に共通テストがあり、部活の引退が6月末と考えると、
本格的に時間を確保して受験勉強に取り組めるのは、
高3は約30週しかありません。
そうすると、先程の勉強時間だと、高3の部活引退後の期間に
1,350時間しか確保できません。
こうして考えると、高1、高2でどれくらい勉強していたかがカギになってくることが、わかってきます。
部活動をしていることを前提として、1日の勉強時間は2時間とします。
土日は気持ち多めに勉強時間を確保するようにし、
1週間で20時間と仮定します。
高校入学から部活の引退までを、この時間で仮定すると
20×52週×2年+20×12週で、2,320時間になります。
これで1,350+2,320=3,670時間確保できました。
とても十分な学習時間に思えます。
しかし、勉強時間については、
部活動の大会、学校行事、人付き合い、家庭での用事など、
様々な要因があるため、毎日同じ時間を確保することは実際難しく、
どこかで補う必要があります。
以上のことから、
日頃の勉強習慣を確立することが第一歩です。
学校内容+α
ここまで、学習時間に絞って話をしてきました。
高校生は、学校に通っている以上、受験勉強だけでなく、学校の定期テストがあります。
先ほどの、3,000時間という学習時間の中には、
学校の課題や、定期テストへの勉強も入ります。
学校で習う内容は、大学受験をする上での基礎・基盤となるものです。
実際、共通テストの問題は
「学校の教科書内容」をもとに作成されています。
つまり、受験勉強をする上で、
学校での学習を疎かにしてはいけない
ということです。
先生と相性が合わないなどがある場合には、
高校には多くの先生がいますので、他の先生に尋ねたり、
塾の先生に尋ねたりして、疑問を解消するようにしましょう。
近年、学校の定期テストも難化して、
予備校のようになっている学校もあると聞きます。
そのようなテストで満点を取れとは言いません。
しかし、国公立大学を目指すのであれば、
定期テストは、どの科目も80点以上取れるようにしていきましょう。
これを目指して普段から過ごしていれば、基礎学力は身についているはずです。
そして、ここからが大事なポイントです。
学校内容以外の勉強をいかにやったか
これが非常に大切になってきます。
つまり、これは受験勉強に向けたお話になります。
私が現役高校生の頃、定期テストは平均80点を超えていました。
部活をやっていましたが、高校2年生以降、
学年3位以内をキープしていました。
しかし、結果として、私は大学受験に失敗しています。
センター試験(現在の共通テスト)の結果は散々で、
唯一8割ほど取れた英語と物理で勝負できるところを受験しに行きましたが、
結果は不合格でした。
では、どうすれば良かったのか、
それはいたってシンプルで、
模擬試験に向けた勉強が必要だったのです。
例えば、数学で言うと、
学校で使用しているワークの宿題以外の問題を解いたり、
チャート式などでいろいろな問題を解いたり、
そういった取り組みが足りなかったことが
私の失敗の原因の1つだったと考えられます。
大学受験のリベンジをするときには、
現役で培った基礎学力は身に付いていたため、
応用問題などは比較的スムーズにできるようになったのではないかと思います。
学校内容は土台、そこに+αの勉強を積み重ねていきましょう。
問題は最後まで考え抜く
模擬試験や定期テストで記述問題がありますが、
空欄のままにしてしまう人も多いのではないでしょうか。
自分の考えた答えを書く、というのは重要なことです。
これは記述問題に限った話ではなく、
選択問題においても重要です。
例えば4択の問題で、①か②で迷ったとします。
迷った状態のまま答えを確認して、答えが①だった場合、
不思議なことに、「ほらね」「やっぱこっちだった」
と当たった気になってしまいます。
ですが、実際は答えを出していないため、身に付いていません。
①を選んだ場合は、その理由もつけて答えられたらとても良いです。
②を選んだ場合は、なぜそれを選んでしまったのか、自分の思考の過程を振り返りましょう。
そしてなぜ答えが①だったのか、よく考えること、これが次につながります。
問題は最後まで考え抜く、という話でしたが、
1つ気をつけてほしいことがあります。
時間無制限に考えるのはNG
ということです。
考え抜くことは大切だとは言ってきましたが
1つの問題に対して何時間も向き合うのは時間の浪費です。
どうしてももう一度考える必要があるものは
日を置いてから再度考えるようにしましょう。
まとめ
国公立大学に合格するには、並の努力ではいけません。
まずは、勉強習慣を確立することから始めましょう。
すでに高校生で、大学進学を志すという人は、
英単語や数学の苦手単元の復習などからでも構いません。
今すぐにでも始めましょう。
学校内容はある程度理解できてきたら、
+αの問題に取り組みましょう。
苦手な単元や科目がある場合は、
そちらを優先して取り組むのが良いです。
そして、問題を取り組むときは
可能な限り考え抜きましょう。
「国公立大学に合格したい!」
「この大学に絶対入るんだ!」
その気持ちが強ければ強いほど、背中を後押ししてくれます。
秋山塾は、受験生を応援しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
入塾をご検討の方は 「LINE@秋山塾東新潟校」に登録をお願いいたします。 (登録無料)